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2007年12月15日
12月14日「シェイクスピアと川上音二郎」
岐阜県は各務原市に我が国初の女優と呼ばれた「貞奴」が建立し、彼女自身が葬られている「貞照寺」がある。
芸事や習い事にご利益があると言われ、俳句をたしなむ母の葵ちゃんとピアノをたしなむ姉の磨奈美ちゃんと文筆をたしなむイシコの3人でお参りに行ったことがある。
その貞奴が登場する舞台「「恐れを知らぬ川上音二郎一座」が三谷幸喜氏の新作だった。
舞台の振付等で活躍する宮崎氏に連れて行ってもらう。
明治時代にアメリカでシェイクスピアの「ヴェニスの商人」を公演したときのエピソードをコメディに仕上げたものである。
泣いた。
笑いすぎて。
三谷作品の中で僕が好きなのは、トラブルをどう乗り切っていくかの過程をコメディとして描いた作品が多い。
舞台本番中に袖で様々な問題が起き、対処していく「ショウ・マスト・ゴーオン」、映画にもなったラジオドラマの最中に様々な問題が起き、乗り切っていく「ラヂオの時間」、自分の父親より歳上の男性との婚約を認めてもらうまでの過程を描いた「君となら」などなど。
そして今回は劇団員がボイコットでいなくなる中、川上音二郎と残った俳優経験のないスタッフと一晩で「ヴェニスの商人」の作品を仕上げていくコメディである。
起承転結でいうところの「転」が雪崩のように押し寄せ、その対処法が三谷氏の発想でないと出て来ない。
休憩を抜いても3時間超える大作なのに、全く長さを感じさせない。
あんなに笑った劇中劇の「ヴェニスの商人」は人生の中で最初で最後なのではないのだろうか。
そういえば、先日、北京の劇場で観たのもシェイクスピアだった。
これも別の意味で面白かった。
結局、未だに何の作品だったのか無知な僕には、わからないのだけれども。

川上音二郎の銅像は博多にあるらしい。
しかし、僕が撮影したストックの中にはない。
ここは一つ、宗谷岬にある間宮林蔵の像でお許しを。
投稿者 ishiko : 2007年12月15日 09:07




