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2007年12月03日

12月2日「一人芝居のススメ」

何年かぶりに女性の一人芝居を観る。
先週、No.2カマンの一人芝居を拝見した時も思ったのだが、つくづく一人芝居をする方を尊敬する。

僕のような記憶力の悪い人間からすると、
「台詞を忘れたら、どうしよう?」
と自分に置き換え、開演前からドキドキしてしまう。

客は一人の演者のすべての仕草に集中している。
僕のような気の小さい人間からすると
「もし、演じている途中で鼻毛が一本出ていることに気付いてしまったら?」
と想像し、これまた自分に置き換えて、ドキドキしてしまう。

何より客というのはシビアなもので最初のつかみで失敗してしまうと、お客の心が離れてしまうことがある。
一度、離れてしまった心を戻すのは至難の業である。
トークショーだったら、客いじりなどでガラリと空気感を変える荒業も可能だが、脚本が決まっている芝居の場合では、そんなわけにもいかない。

そんなことを考えているうちに関西を中心に活躍するmicさんの一人芝居開演。
「キャバレー」テーマのオムニバス4本。
鉄道マニアとホステスとのやりとり、
ショーガールの楽屋裏、
男まさりの女性麻薬捜査官とドラッグクィーンのやりとり
年増のホステスと若いホストのやりとり
徐々にその人なりのキャラクターが見え始めるにつれ、どんどん世界に引き込まれていく。

見えない相手とその場にいるかのような会話劇が繰り広げられる。
まるで落語のように。
そのうち僕らの目の前に見えない世界がパズルのように、ひとつづつ情景が頭の中で組み立てられていく。
開演前に考えていたことなどすっかり忘れ、一人芝居の魅力に引き込まれていくのであった。

DSC_0667.JPG

「刑事(デカ)」の話はほんと面白かったなぁ。

投稿者 ishiko : 2007年12月03日 08:44

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