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2007年11月18日

11月17日「神隠し」

4年程前、ホワイトマンで創った「フレームチェンジングメモ」という文具がある。
フレームが変わるのでフレームチェンジングメモと名付け、「Frame Changing
Memo」と書かれていた。
しかし、実はスペルを間違えていて「Flame」になったまま印刷された。
「Flame」は「炎」という意味である。
「炎のチェンジングメモ」という名前に変わってしまった文具が何千部も事務所に届いた。
その後、イベントで配られたり、売られたりしていた。

何度、折り畳んでも破れない紙で創られ、構造的には1枚を折り畳んだだけのメモ帳だったのだが、様々な使い方ができて便利だった。
僕は1週間程度の旅に行くときにはたいてい持ち歩き、旅先の細々とした地図や領収書、思い出の品などは全てランダムに貼っていき、ときにはメモなどの書き込みもして、全てをこの1冊にまとめている。
旅が終わると、そのまま旅のスクラップブックができあがっているのだ。
もちろん来年からの「セカイサンポ」でも使用する予定である。

これはあくまで僕の「チェンジグメモ(いつの間にかフレームには触れないで省略してこう呼ぶようになった)」の使い方で、人それぞれである。
様々なホワイトマンが、それぞれ使ってみて、それぞれが書き込んだチェンジングメモを作品として展覧会で二度程、飾ったことがあった。

そのホワイトマンの大切な作品群を僕はなくしてしまった。
実家の倉庫にあると思って高をくくっていたのだが先日、戻った際に探したが見つからず、だったら東京にあるのかなぁと全て引っくり返して見てみたのだが、やはり見つからない。

不思議である。
一つづつの単体であれば小さい作品だが、作品の束にすると決してなくすような量ではない。
間違って捨ててしまう程の量でもない。
と書きながら少し自信はないのだが…。

「こういうのを神隠しっていうのかなぁ」
とつぶやいた後、もう一度、考えてみる。
あっ!あの箱の中はまだ探していない。
と僅かな望みをいだいて、その箱を開けてみる。
やはりない。

「なんでだよ…」
自分のだらしなさを罵り、あるはずもない引き出しを何度も開けては
「こんなところにあるわけないだろう」
とまたため息をつく。
いつしか部屋には夕暮れの雰囲気が漂っていた。
こういうとき日が暮れるのが早くなっていることが妙にやりきれない。

DSC_0487.jpg

普段、開けないような扉も開けて探したんだけどなぁ。
「こんなところにいるはずもないのに…」
と山崎まさよしの歌を口ずさみながら…。

投稿者 ishiko : 2007年11月18日 07:45

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