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2007年10月17日
10月16日「走る島」
9時間近く眠っていた。
山口編集長とカメラマンの鈴木氏と夕暮れを見ながら飲み始め、21時過ぎには既に3人ともできあがり、床に就いていた。
眠る時は風の音もかなり聞こえたが、朝には風も止み、波の音が心地よく耳に入ってくるだけである。
静かな島である。
静かな島なのだが「走島」という名の「動」の匂いのする名前の島。
鞆の浦から船で約30分の800人程度の島。
99%の人が漁業に勤しむ島。
ワタリガニ、サザエなどうまいものづくしの島。
それ以上でもそれ以下でもない素敵な島である。
昨日の夕方、漁を終えたおじさんの船に乗せてもらい、僕らはこの島に乗り込んだのである。
そのおじさんが朝食後、今度は車で客船が出る港まで僕らを乗せて送ってくれた。
年齢不詳の赤いポロシャツのおじさんともう少しゆっくり話してみたかった気はする。
おばあちゃんが歩いている姿を見かけるとおじさんは車を停めて、窓を開けて声をかけた。
「どこまで行くんじゃ?乗ってくか?」
その風景を見ているだけで、何故か今日もいい一日になりそうだなぁと微笑んでしまうイシコであった。

この日も港の空にはイワシ雲が泳いでいた。
投稿者 ishiko : 2007年10月17日 10:23




