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2007年09月10日

9月9日「枯れるなら書けばいい」

写真家No.13ウサプリンは大阪で闘病生活中である。
花を送りたいけど、花屋に頼んで届けてもらうというのは嫌である。
ウサプリンには自分で選んだ花を送りたい。
わがままなことはわかっている。
じゃ、東京から看病に行く編集プロダクション社長の魚見氏に渡して届けてもらうか。
いや、枯れてしまう。

あっ!枯れてしまうなら、書けばいいではないか。
「花」。
って僕が書いたわけじゃなく沖縄からイベントの為、上京中の書家No.37ショッカーが書いたのだけれど。
100年もの間、沖縄の太陽を浴びてきた沖縄独特の瓦(沖縄ではカーラと呼ぶそうだ)に和紙を張ってその上に筆で文字を書くのである
テレビ番組の題字を始め、最近では阪神タイガースの選手の名前を書いた彼の文字シリーズが大流行りなのだそうだ。
やはり彼独特の風合いの文字は味がある。

瓦を風呂敷に包んでくれ、本来、ウサプリンが出演する予定だったイベントに向かう。
「最後だとわかっていたなら」
9.11テロの後、世界中で飛び回った詩がある。
待望の日本語訳の本が出ていて、そのイベントである。
彼女は、この本に写真を提供している。
かなり話題の本である。
めざましテレビで軽部さんがフジテレビのアナウンサーの間で流行っているっているらしい。
ってテレビをあまり見ない僕が知っている訳もなく、隣の人達の会話を盗み聞きしただけである。

出版元のサンクチュアリ出版の鶴巻社長が入り口にいた。
「あれ?なんでイシコさん来てるの?いっぱいだから関係者席に行ってくれる?」
と冗談を言いつつ、邪魔者扱いされる。
素敵なトークライブだった。
ウサプリンはビデオレターでの出演になった。

余命1年と宣告されたにも関わらず、1年半が経過した彼女は今も元気である。
いや、ちょっとこのところ体調が優れないらしい。
よってビデオレターでの出演になったのだ。
画面に映し出された彼女曰く、ちぃとばかり癌が進行しているのだそうだ。
「もう、生とか死とかそういうのは超えちゃったんだよね。
生きていること自体が奇跡の連続なんだなぁって、つくづく感じるかな。
だから今、この一瞬を大切にしたい」
僕は画面の彼女にめいいっぱい拍手した。
って隣の人の拍手の音に負けたくなかっただけなんだけど。

魚見氏にも無事、「花」を渡すことができた。
「え〜っと、ショッカーが沖縄から来てて、花は枯れちゃうから花を書いてもらった」
と子供がお使いから帰ってきて、今日の出来事を興奮して話している感じである。
魚見氏は、よくわからないという顔をした。
「あっ?ショッカーってホワイトマンネームね。そういう名の書家がいるんだ」
と身振り手振りで説明した。
「あっ、ショッカーという書家のことね」
二人で笑った。

イベントに行けなかったち〜ムーンに家に戻ってから、ウサプリンは現在、「LOVE FLOWERS」という花をテーマの写真を撮っていることを伝えた。
瓦に書いてもらった文字は「花」で、本当によかったなぁ。
って僕が気づいたわけじゃなく、No.30ち〜ムーンが気づいたのだけれど。

IMG_7186.jpg

今度は沖縄の雲と太陽を持ってくね。

投稿者 ishiko : 2007年09月10日 07:45

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