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2007年09月11日

9月10日「BAD DAY?GOOD DAY?」

「BAD DAY」
1、2年前に流行ったダニエルパウダーの曲がカーステについないだipodから流れてくる。
「今日はついてないだけだよ〜」
的なこの歌を聞きながら、雨の沖縄にいる。

先日、沖縄のPAIKAJIのカタログ制作で張り切っていることを書いたが、実は現在、暗礁に乗り上げている。
PAIKAJIが最近、売れ続けていることに原因がある。
メーカーにとってはもの凄くいいことなのだが、それに反比例してカタログ制作に影響が出てきた。
詳しく書くと長くなるので省くが、とにかく僕の絵コンテではできそうにない。
「BAD DAY」はレンタカーの中に流れ続けている。
相変わらず英語はわからないが、「こんな日もあるさ」的な感じの歌なのだろう。
国際通りは相変わらず渋滞中。
あまりに雨がひどいので散歩はやめて、那覇新都心に向かいシネコンに入る。

本日、メンズデーらしく1100円で映画を観ることができるらしい。
「GOOD DAY!」
まだ観ていなかった「Life」を指定する。
最初の目玉焼きとほうれん草のシーンで既に涙してしまう相変わらず涙もろいイシコである。
と観てない方にはわかりませんね。スミマセン!

最近の映画は、ときどき洗練されすぎて、計算されすぎていて、少し興醒めするときがある。
それでも結局は泣いてしまうんだけど。
そんな中、「Life」はいい意味で素朴な映画である。
泣かせよう、泣かせようと創られていない為、逆に泣けてしまうのかもしれない。
しかも泣けるシーンが観客の思い入れによって違う。
その証拠に会場内でもすすり泣きの音が聞こえるシーンがバラバラなのである。

エンディングで、桑田佳祐氏の「風の詩を聴かせて」が流れる。
試写室や映画祭以外、通常の封切で客席を誰も立たない映画を初めて観た。
誰一人である。
映画の余韻を楽しみ、自分の人生について振り返っているのかもしれない。
もちろん僕も含めて。

外に出ると雨は上がり、晴れ間が見えるではないか。
「GOOD DAY!」
とつぶやきながら、露天風呂のあるスーパー銭湯に向かう。
ここの無料券を持っているので受付に提示すると
「これはもう使えません!」
とあっさり言われる。
沖縄の物価からすると高い1000円を支払う。
頭の中でまたもや
「BAD DAY」
の曲が流れてくる。

露天風呂からあがると無性に、沖縄名産の「ゆしどうふそば」が食べたくなる。
いつもは北谷の沖縄そばやに行くのだが、ドライブがてら読谷まで走っていき、気になった店にふらりと入る。
1組のお客さんが盛り上がっている。
実は、その中の一人が店主であった。
そして30分後、僕も、その輪の中に入っていた。
人見知りなのに不思議である。

それにしても、入ったときから店の中を飾っているアーティスト波平雄介氏の絵が気になる。
自閉症のCGアーティストで知られた方である。
「俺の息子なんだよ」
閉店の札を出しながら、店主が言った。
ひとしきりその話で飲む。
僕は運転なので水なのが悔しいのだが。

この店のおばあちゃんも加わり、沖縄の食についていろいろうかがう。
冷蔵庫がない時代、塩と砂糖が保存するための調味料としてかかせなかったこと。
沖縄が日本に返還された直後は、小麦粉100%の沖縄そばは、「そば」という名前を使うことが認められなかったこと。
コーヒーと黒砂糖を混ぜ込んだこの店オリジナルの沖縄の豆腐デザートをいただきながら、次から次へと話題はつきない。

「いちゃりばちょ〜で」
と言われる。
沖縄の言葉で一度、会ったらみんな兄弟だよという言葉である。
3日後にまた会う約束をして僕は店を出た。
今度は一緒に飲み明かすために。
「GOOD DAY!」
大声で叫びながら、僕は車を走らせた。

IMG_6217.jpg

明日は晴れないかなぁ。
晴れたら、海に自分の影をうつすのだ〜。
「GOOD DAY」と叫びながら。

投稿者 ishiko : 2007年09月11日 07:00

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