イベント
 イシコ連載中




 

« 9月1日「寅さん、またあなたですか?」 | メイン | 9月3日「ゾンビは僕と同じ歳?」 »

2007年09月03日

9月2日「2×3と3×2の違い?」

3人の子供が遊びにやってきました。
一人に2個づつみかんをあげようと思います。
みかんは何個必要ですか?
算数の教科書などで見られそうな問題である。

宇宙の1/f理論を家電製品に初めて応用したことで知られる宇宙物理学者佐治晴夫先生の特別講義を受けた。
NASAの客員研究員で映画「コンタクト」の監修を勤めた日本人ということで、僕は初めて先生の名前を知った。

もっと言えば、打ち上げから30年が経過する無人惑星探査機「ボイジャー」にバッハの「プレリュード」を搭載することを提案した先生である。
プレリュードは数学者の先生から見ると数学と音楽の融合の数式として成り立つ音楽なのだそうだ。
それは何を意味するか。
もし、ET(地球外知的生物)の耳に届いた場合、雑音ではなく、何かの暗号として解釈する。
宇宙での共通言語は数、すなわち数学になるからなのだそうだ。

みかんの話に戻そう。
答えは3人×2個=6個
である。
「である」と偉そうに言うまでもないけど…。

ただ、ある子供が
答えを3個×2回=6個
と書いて不正解になった。
これを不正解にした先生に対して佐治先生は怒った。

答えを書いた子供は、こう言ったそうだ。
「だって最初の一人に2個のみかんを渡している間に、他の2人が可愛そうだよ。
3人に一個づつ渡して、それを2回するんだ」
だから3個×2回なのだ。
優しい子なのである。

教育委員会にまで佐治先生は話を持ち込んだが、結局、これは不正解の認識になってしまったそうだ。
「それが今の教育の現状です」
残念そうに先生はおっしゃった。
教育界が理系離れと嘆く前に、こういった四角四面な考え方を…。
と僕に言う権利はないのだけれど。
ただ、人の優しさまで奪ってしまうことだけはやめて欲しいなぁ。

IMG_4437.jpg

少し前に、チェーンメールで流行った「神の目」を覚えているだろうか。
あれは「神の目」ではなく、ハッブル望遠鏡が撮影した「死に行く星の最後の断末魔の映像」をデジタル処理したものだそうです。
3、4年前にアメリカのネットで出回ったものだそうです。
そんなお話も講義で出ました。
だからと言って、なんでマドリッドで食べた創作料理の写真を使ったのか僕にもわかりません。
ただ何となく「目」に近いかなぁと。


投稿者 ishiko : 2007年09月03日 06:53

最新の記事
バックナンバー