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2007年07月01日

6月30日「イシコは使えない!」

元々、僕はディレクターの頭数には入っていないとは思うのだが、それでも一応、ディレクターチームのお手伝いが少しでもできればと日々、動いているフリはする。
フリだけなので、邪魔者扱いされることも多々ある。

特に本番中になると僕はほとんど何もやることがない。
パンフレットをもらっていない方を見つけては、配るくらいである。
そんな僕にもお仕事がまわってきた。
俳優の一人が交代になるので、舞台上で彼に花束をプレゼントすることになっている。
その役割をディレクターのアキちゃんがやってくれることになった。

ただ彼女は本番中、報告書用の記録写真係なので、その瞬間だけ撮ることができない。
そこで僕がその間だけ記録写真を撮ることになった。
彼女の場合、いつも撮ってばかりで、彼女自身が写真に残っていることも少ない。
ここは絶好のシャッターチャンスである。
僕は張り切っていた。

それとは裏腹に、みんなは僕に仕事を頼むのを心配していた。
僕は現場でインカム(トランシーバー)を持っていないのだが、インカムの中で
「そろそろなんだけど、心配だから、もう一度だけイシちゃんに確認しておこう」
というやりとりがなされていたようだ。
下手奥から、ディレクターのさおりさんが走って確認しにきた。
「カメラ持ってるよね?大丈夫?」
僕はデジカメが入っているお尻のポケットを叩いて、オッケーサインを出した。

その5分後、アキちゃんが舞台上で俳優に花束を渡していた。
僕は感動して、思いっきり拍手をしていた。
デジカメはポケットに入ったまま、最後まで取り出されることはなかった。
あの日以来、僕に仕事を頼む人はいなくなった。
もちろん、その日の晩、スタッフ全員で懺悔飲み会が繰り広げられたことは言うまでもない。

IMG_7664.jpg

現場でアイスクリーム売りくらいなら、僕でもできそうな気がするんだけどなぁ。
もちろん売ってないし、僕がやったら、一緒に食べちゃうかもなぁ。
しかも氷の管理ができなくて溶かしちゃいそうではある。

投稿者 ishiko : 2007年07月01日 08:02

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