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2007年05月04日

4月27日「鼻呼吸と鼻息」

鼻呼吸と鼻息は違うのである。
少なくとも僕の中では。
鼻呼吸というのはストレッチやヨガのときにするような静かなイメージがある。
それに比べると鼻息というのはどこか荒くて、せわしないイメージである。
そして人の鼻息は気になり始めると止まらないという性質がある。

僕の隣に座った人は間違いなく鼻息である。
ふがふが鼻から息を吐きながら、ビールをごくごく飲んでいる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、駅弁を食べている。
ふがふが鼻から息を吐きながら、内田康夫のミステリー小説を読んでいる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、僕越しに窓ガラスに映った自分を見ながらヘアスタイルを直している。

ふがふが鼻から息を吐きながら、携帯電話で長電話を終えた時、
車内の携帯電話をやめていただけませんか?
と言いそうになったが、気の小さい僕はデジタル音楽プレイヤーの音量をあげ、サラ・ブライトマンの声を聞きながら、心を落ち着かせる。

携帯よりも鼻息が気になるのだ。
言いたいのは、鼻息をやめてもらえませんか?なのである。
しかし、それは彼に呼吸を止めろと言うようなものである。
ひょっとしたら彼にとっては鼻呼吸なのかもしれないと自分に言い聞かせる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、目をつぶる。
あれ?いつのまにか僕も鼻息になっていた。

投稿者 ishiko : 2007年05月04日 07:25

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