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 イシコ連載中





 

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2007年05月31日

5月30日「キスの仕方講座」

このところ車移動ばかりだったので、中釣り広告に飢えていた。
そこで今日の打合せは電車移動にした。
中釣りの雑誌の見出しを眺めながら、内容を想像するのが好きである。
今日は某女性誌に「キスの仕方講座(だったと思う)」なる見出しが目に入った。

いったいこれは何なのだろう。
「フレンチキス」と「ディープキス」の違いなどを解説しているのであろうか。
それとも、キスをするときは、歯を磨くだけではなく、フロスや舌苔も取っておきましょうという口の中の準備を伝えているのだろうか。
それとも、キスをするときは、完全には目をつぶらないで、薄目で相手の出方を見て鼻が当たらないように注意しましょう的なまさに仕方講座なのだろうか。
それともそれとも、気に入った相手にキスを誘導するための、マインドコントロール法(そんなのがあったらちょっと怖い)なのだろうか。

う〜、めちゃくちゃ気になる。
う〜、その前にさっきの駅で乗換えである。
う〜、打合せに遅刻である。

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鳥のフレンチキス大変そうだよなぁ。
まぁ、しないか。

投稿者 ishiko : 07:41

2007年05月30日

5月29日「カマンとお使い」

昨日は、カマンのお使いだったが、今日は、カマンとお使いである。
車を運転しながら、昨日のお使いの報告をしながら、彼に突っ込まれると
「あっ?聞いてないや…」
「うわっ!この人、ホントダメな人だ!」
とあきれられてしまう。

屋外広告の法律というものがあるらしく、そのことについて借りる車のナンバーである相模原の市役所へ聞きに行く。
担当の方は、すごく優しい方だったのだが、書類を見た瞬間に僕の頭では理解できず、眠くなってしまった。
エレベーターホールで
「眠いなぁ」
「はぁ?ホントダメな人だなぁ。でも、俺もちょっと眠い」
と二人で眠そうに市役所を出る。

夕方、今回の車旅の期間中、限定のWEB制作の会社につれていってもらう。
WEBを制作するにあたって根本的なことが何もわかっていないことがわかった。
「ホント、僕は何もWEBのことがわかっていないですね?」
「あんた、WEBの仕事やってんだろ!」
「うん。先週、スゥエーデンのスキーブランドSOSがリニューアルされたのでよろしくね」
「アホ!」
と怒られる。

最後に、ホワイトマン写真展のプリントをしてくださっているオンボードの岡さんのところに立ち寄り、仕上がったホワイトマンの写真を見ながら、
「やっぱりホワイトマンってかっこいいなぁ」
「いやぁ、カメラマンの技術が凄いですよ」
「そっかぁ。カメラマンの技術かぁ…」
ととぼとぼとビルを後にする二人であった。

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相模原市役所の入り口付近に建てられている銅像
市役所の前に槍(?)を持った裸体ってどこか不思議である。

投稿者 ishiko : 07:47

2007年05月29日

5月28日「カマンのおつかい」

車の旅のプレゼンが通った。
しかし、今日、No.2カマンが京都でライブをしている。
全然、関係ない話のようなのだが、僕にとっては大きく関係している。
元々、カマンが持ってきてくれたお話で、彼がステージカー関係の手配をしてくれている。

でも、時間がないので、どうしてもこちらで進めなくてはいけない作業があった。
仕方がない。
頼りないし、心配だが、イシコが、お使いのように出掛けて行く。
聞いておかなくてはならないことをカマンからメールで送ってもらった。

「どうしてステージカー買ったんですかぁ?」
停まっているステージカーを見ながら、僕は社長に聞いてみた。
カマンがいたら、
「何聞いとんねん!ステージカーのサイズを聞けよ!」
と怒られそうである。
ちなみに社長はバンドをやっていて、ピンときて事業としてやり始めたのだそうだ。

その後、ラッピングの会社の営業の方と喫茶店に行った。
「へぇ〜、飛行機もラッピングするんですかぁ?」
会社のパンフレットを見ながら、僕は営業の方に聞いてみた。
カマンがいたら、
「何聞いとんねん!ステージカーの制作スケジュールを聞けよ!」
と怒られそうである。
ちなみに飛行機の場合、いくらラッピングの業者でも機体整備士でないと機体に触れてはいけない法律があるらしく、その為、2、3日かけて、機体整備士にラッピングの技術を教えるのだそうだ。

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オーストラリアはキュランダ鉄道のラッピング
いや、これは直接塗っていますね。

投稿者 ishiko : 08:25

5月27日「ち 19−43」

「ちぃくん、シーサー!」
従兄弟のあっちゃんの結婚パーティーの打ち合わせに行く途中、僕は叫んだ。
「何?」
No.30ち〜ムーンは、うるさそうに僕の方を見た。
「ちぃくん、シーサー!」
それでも僕は、しつこく言い続けた。
「だから、何?」
彼女は、うっとうしそうに言った。
「だから、ちぃくん、シーサー!」
僕も逆ギレしそうになりながら、少し前を走っている車のナンバープレート「ち 19ー43」を指した。
「ほんとだ」
彼女は笑い始めた。
僕たちはときどき、車に乗っていると周囲の車のナンバープレートの語呂合わせをして遊ぶ。
しばらくすると
「わ 88−88」
の車が現れた。
二人で
「あ〜!「わはははは」だ〜!」
と大笑いするのであった。
はい。
今日も能天気な二人です。

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キューバ蛇(HEB)は(8)晴れ(80)マークみたいな。
キューバ蛇って何だ?と聞かないでください。
こうやって遊ぶのです。

投稿者 ishiko : 07:58

2007年05月27日

5月26日「ホワイトマンに説明は必要か不必要か」

ふらりと絵本作家五味太郎氏のご自宅に遊びに行く。
五味さんは、今、一番、世界に翻訳されている日本人絵本作家ではないだろうか。
英語版はもちろんのこと、フランス語、イタリア語、中国語、ロシア語、ヘブライ語まで出ている。

アイスコーヒーをいただきながら、いろいろな国の絵本を見ていると五味さんが、ふとホワイトマンのことを話し始めた。
「ホワイトマンって説明ができちゃったら、面白くないんだろうなぁ」
そして、ロスにいるシルバーに塗った銅像芸のことを話してくれた。
タクシーに乗っていたら、渋滞の横をローラースケートでシルバーの人が通り過ぎていったのだそうだ。
ホワイトマンならぬシルバーマンである。

「もの凄く印象に残っていて、今でもときどき、ふっと思い出す瞬間があるんだよ。
あれは一生、覚えているだろうね。
あれもアート作品だと思うんだよ。
作品に意味を求める人がいるじゃない?
元々、アートなんて意味を考えるものじゃなくて、感じるものなんだよね。
だから一生、心に残ったりするんだよ。
ホワイトマンというのは存在がアートなんだから、説明しなくても、それだけで充分なんだと思うなぁ」
ありがたいお言葉である。
ただ、僕の場合、「説明しなくて」ではなく、「説明できなくて」になってしまうのが悲しいところである。

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しばらく話し込んだ後、一緒に蕎麦を食べに行った。
ふと、遊びで機内食のアート作品ってのも面白いなぁと思った。
ちなみに写真は蕎麦とも機内食とも全く関係ないので…。
あくまでイメージ。

投稿者 ishiko : 08:13

2007年05月26日

5月25日「座布団の投げ方」

宝石デザイナーNo.27ストーンマンが大相撲夏場所へ連れて行ってくれる。
生まれて初めて座ったマス席という場所。
僕のような小市民からすると値段が気になる。
4人で約10万円の席らしい。

やはり高見盛は人気がある。
懸賞金の幕を持った人達が、どんどん土俵に上がってくる。
僕のような小市民からすると1本いくらなのか値段が気になる。
「6万円だよ。ただ、あの幕を作るのにお金がかかるらしいけど」
隣のおじさんが教えてくれた。

横綱朝青龍が負けた。
座布団が舞う。
もちろん僕も投げた。
「なんで投げるんだろう」
「どうすればたくさん飛ぶんだろう」
「これで怪我した人はいないのかなぁ」
「この座布団1枚いくらだろう」
投げながら、小市民の僕が気になったことである。

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何人以上で満員御礼なのだろう。
小市民の僕は気になることが山程ある。

投稿者 ishiko : 10:03

5月24日「事故でもモスクワ」

モスクワから戻った「散歩の達人」山口編集長が手にしている松葉杖は二本から一本に減っていた。
言うまでもなく彼は怪我をしたのである。

その怪我をする8時間前まで僕らは一緒に飲んでいた。
いや僕は飲んでいないのだから、正確には食事をしていた。
翌朝、バイクでカヤックに向かう途中、事故に遭遇したのだそうだ。
2、3日後、待ち合わせ場所に松葉杖で現れた。

手のひらには僕が少年野球に夢中だった頃に見慣れた豆ができていた。
「足より豆が痛いんだよねぇ」
怪我をしても歩き続ける。
しかも3日後、足を固定して彼はモスクワ取材に旅立つのだった。
恐るべし「散歩の達人」

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そういえば、1ヶ月で100万歩くブログをやったことがある。
次の打ち合わせ場所に到着するまでに2時間とかザラだったもんなぁ。

投稿者 ishiko : 09:50

2007年05月24日

5月23日「あなたはどうしてイシコなの?」

昨日は、原案「ハムレット」のチャン・ツィイー主演映画「女帝」
本日は、劇団スタジオ・ライフの公演「ロミオとジュリエット」
と2日続けてシェイクスピアを観る。
「女帝」は「ハムレット」を中国史に置き換え、エンターテイメントな作品に仕上がっていることに感動し、劇団スタジオライフは「ロミオとジュリエット」の台詞を忠実になぞった上で、ここまで魅せる翻訳、演出、俳優の素晴らしさに感動する。

それはともかくシェイクスピアには印象的な台詞がある。
「ハムレット」で言えば、
「To be, or not to be:that is the question.」
「生きるべきか?死ぬべきか?それが問題だ」
坪内逍遥訳的に言えば、
「存(ながら)ふるか、存(ながら)へぬか?それが疑問じゃ(Wikipedia参照)」
「マクベス」だったか「ハムレット」だったか、わからなくなってしまうのだけれど。

「ロミオとジュリエット」で言えば、
「おぉ、ロミオ!どうしてあなたはロミオなの?」
この台詞を聞く度に、恋愛が始まったときの切ない気持ちを思い出す。
この台詞を久々に聞き、ふと、ち〜ムーンによく言われる台詞を思い出した。
「もう、イシくん!どうしてあなたはそうなの?」
似ているのだが、全然、違う。
あまりの違いに別の意味で切なくなるのであった。

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そういえばちょうど昨年の今頃、カンヌ映画祭ブログ中だった。
立ち寄ったスペインから、カンヌ映画祭に入る途中、マドリッドの空港で財布を落とし、日本にいるち〜ムーンに電話をして、
「もぅ、イシ君…」
って言われたっけなぁ。

投稿者 ishiko : 07:59

2007年05月23日

5月22日「酒を断って変わったこと」

酒を断ったことで、いくつかの叱咤激励メールをいただいた。
「つまんない!」
「意味ないことするな!」
「なんでそこまで?」
「早く本を出して美味しいお酒を飲みましょうね」
内容的には、ざっとこんな感じである。

酒を断ってちょうど20日間。
最初は先祖に誓ったなどと、大袈裟なことを言っていたが、今は、どちらかというとゲーム感覚に近くなってきている。
飲まない自分がどんな身体になっていくのか体験してみたい。
飲まない自分がどんな暮らしになるのかもっと見てみたい。
断った後に飲む酒の味がどう違うのかを知りたいので、そのためにもできるだけ長いスパンで断ってみたい。
ホントその程度の軽い気持ちになってきてしまった。
だからこそ、続いているのかもしれないけど。

酒を断って変わってきたこと。
1)朝の目覚めがいい。
元々、目覚めはいい方なのだが、更に「パキッ!」と音が出るような目覚め方なのである。ただ単に歳をとっただけなのかもしれないけど。

2)ミネラルウォーターを飲む量が増えた。
今まで酒片手にパソコンに向かっていたのが、ミネラルウォーター片手にパソコンに向かうことに変わっただけである。それにつれてトイレに行く回数も増えた気がする。

3)午後も書くようになった。
今までは午後になると眠くなってパタッと何もしなくなるのだが、今は午後もパソコンに向かうことがある。「当たり前だ!」と怒られることはわかっているのだが。

4)お茶でも飲みませんか?
「飲みにいこう!」ってわけにもいかないので、自然にこのフレーズを使っている気がする。断っておくが、ナンパとかしているわけではないので。

まぁ、こんな感じである。
恐らくまた飲み始める頃には、もう少し気がつくことが出てくるだろう。
というわけで、あまり飲まないイシコをいじめないでくださいませ。

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最初に飲むビールは、ベルギービール「Leffe」がいいなぁ。

投稿者 ishiko : 07:40

2007年05月22日

5月21日「カフェ記録」

いったい今日はトータルでどのくらいカフェにいたのだろう。
間違いなく人生の中で一日のうちカフェにいた時間最長記録。
プロ野球で言えば、ワンシーズンで一番、3塁打を打った人を調べるくらい、あまり注目もされないし、どうでもいいと言われれば否定もしない。
でも、じわじわと感動する記録でもある。

早朝のモーニングから始まり、夜中のカフェまで。
ランチはタイ料理屋だったので、カフェというには、ちぃと無理はあるが、ここでもアイスコーヒーをいただいたので、一応、カフェタイムと考える。
打合せもあれば、ただ単に友人としゃべっていた時間もあれば、一人でノートパソコンに向かって書いていた時間もある。

新宿、自由ヶ丘、代官山、恵比寿、渋谷トータル5件。
コーヒー2杯、キャラメルマッキアート1杯、アイスコーヒー4杯、カモミール1杯で計8杯。
トータルカフェ滞在時間13時間。
家に戻ったら午前様であった。

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これもある意味じわじわと感動するカフェタイムである。

投稿者 ishiko : 06:59

2007年05月21日

5月20日「ラムは肉か酒か」

酒と肉のどちらをイメージするだろうか。
まぁ、今のところ、僕はお酒を飲んでいないので、自然に肉の話である。
って別に自然でもないのだけれど。
ヘアデザイナーNo.17シャーマンの家でラム肉をいただく。
出版プロデューサーNo.10バランスマンも久しぶりに会った。

この二人は、帯広出身で、同じ高校の同級生である。
ちなみに同級生という部分だけはイシコも同じである。
それはともかくご存知のように北海道では、ジンギスカンを家庭で普通に食べる。
ふとジンギスカンの野菜の話になる。

僕のイメージだと焼き肉とジンギスカンは同じ部類に入り、野菜はにんじん、ピーマン、そして時にとうもろこしとカラフルな色のイメージである。
しかし、ジンギスカンを見ているとベースとなる野菜は基本的にたまねぎともやしである。
鉄板の上が白と黒(ラム肉が焼けるとして)のオセロのようなのだ。

「でも、ジンギスカンって言うとたまねぎともやしってイメージだよなぁ」
シャーマンはそうつぶやいた後で、
「そんなことより、ヒデカズ!飲んだ方がいいよ!」
僕の本名の下の名前で呼んだ。
彼の本名ヒデアキは、僕の父と同じ名前で、何だか父に言われているような気もする。

せっかく野菜の話にすりかわったのに、また会話の焦点が僕の断酒に戻ってしまった。
「飲まないで書くんじゃなくて、飲んでも書けるってことにシフトチェンジした方がいいんじゃないの?」
バランスマンの理論マジックで危うく飲みそうになる。
いやはや今日の二人は強敵であった。
何かこうなってくると毎日が断酒をクリアしていくロールプレイングゲームのようである。
本日も何とかステージクリア。

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ヘミングウェイが通った「ラボデギータ」のモヒートがウマいんだよなぁ
ラムの上にミントを入れて擦り潰す。
この作業を見ているだけでヨダレが出るのです。

投稿者 ishiko : 06:57

2007年05月20日

5月19日「面白い劇団見ぃつけた!」

世の中に劇団ってどれだけあるんだろうと思うことがある。
実は、観客より演じる人の方が多いのではないだろうかと思うことさえある。
だからこそ面白い劇団に出会えると幸せな気持ちになれる。
ホワイトマンでお世話になっている制作の中野氏が関わっている劇団「ひらり、空中分解」の男性5人組のユニットの芝居を観る。

舞台は2.26事件。
「革命」を起こそうと決意するが、それぞれの事情で2月29日決行ということにした落ちこぼれ軍人5人組の話である。
2.26事件と書くと僕の苦手な歴史が入っていて、重そうな題材なのだが、素晴らしいコメディ作品に仕上がっている。

僕の中で面白い芝居基準は、時間を気にする回数で測る。
「イシコ!腕時計しないだろ!」
と突っ込まれると辛いのだが、あくまで「今、どのくらいなんだろう?」って思う回数である。
たいていは1、2回で、「楽しかったぁ」と劇場を出る。
3、4回で、「まぁまぁだったなぁ」と劇場を出る。
5回以上になると、「さぁ、何、食べようか?」と劇場を出る。
本日の劇団は、0回。
「メチャクチャ面白かったぁ」と劇場を出るのであった。

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2.26事件の「昭和維新」的な革命は失敗に終わる。
その約20年後、キューバでチェ・ゲバラの革命は成功したのである。


投稿者 ishiko : 07:46

5月18日「プレゼンって面白い?」

今週は、No.2カマンが持ってきてくれた面白いプレゼンの話で妄想三昧の楽しい日々だった。
「これがこうなって、こうなったら、こんなことになっちゃう」
ニタニタしながら、ぼーっとしているとあっという間に夕方になってしまう。

夕方になると、妄想したことや調べたことを持って、10年以上、お世話になっている企画会社の五味氏のところへ行き、書面に落としてもらう。
妄想や単なる思いつきを五味氏がキチンと説得のいくツジツマを合わせてくれる。
五味氏の会社で、やはり、ずっとお世話になっている松川氏が、かっちょいいプレゼンシートに仕上げてくれる。
そして普段は僕と同じでぐうたら男なのだが、いざとなるとバランスの取れるカマンが今回のクライアントである相手の要求を考えながら、意見を出す。
普段、ほとんどプレゼンなどやらないので、こういったことが新鮮で楽しい。

しかし、何かをするということは、当たり前だが、見積というお金の現実も入ってくる。
一応、ホワイトマンは会社で、基本的に社員は僕だけなので、僕なりに叩き台を作るのだが、どうでもいいことばかりにお金をかけ、しかもあまりに現実とかけ離れた金額を書き、
「どんだけ使うんじゃ!」
とカマンに怒鳴られ、
「肝心な物が全く入ってない…」
と五味氏が嘆く。

そして、最後にマネージャーでもあり、プレゼンのプロフェッショナルと言える松本氏の家に行く。
見積等をチェックしてもらいながら、僕の理学部数学科卒業って何だったのだろうと、つくづく思うわけである。
「また別のこと考えているだろ!」
隣でカマンにまた叱られるのであった。

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今回、プレゼンで提案するのは、車の旅のお話。
通ったら、メチャクチャ楽しいだろうなぁ。

投稿者 ishiko : 07:38

2007年05月18日

5月17日「二つ上に挑戦」

「もう一つ上に挑戦しようよ」
周囲から、ときどき言われることである。
「一つ上ってどこ?」とふざけた顔で言いそうになってグッとこらえる。

銀座へミュージカル「LUV」を観に行く。
ダンサー森山開次氏がミュージカル初出演ということで話題になっている作品である。
ダンサーが芝居に挑戦ならまだしも、芝居も歌にも挑戦している。

一つ上どころか、二つ上の挑戦である。
ボクシングで言ったら、スーパーミドル級の選手がライトヘビー級を通り越して、クルーザー級に挑戦するようなものである。
たとえがよくわからないが、とにかくすごいことである。

この作品を観たおかげで次に誰かに
「もう一つ上に挑戦しようよ」
と言われたら、
「そうですね!」
と素直に答えそうである。
でも、
「もう二つ上に挑戦しようよ」
と言われたら、
「二つ上ってどのあたり?」
とやはりふざけてしまうと思う。

楽団フォーメーション のコピー

森山開次さんの髪型を見ているとふと韓国で観た楽団を思い出した。
頭に新体操のリボンのような物がついていてひらひらと動いてきれいなんです。

投稿者 ishiko : 09:59

2007年05月17日

5月16日「懐かしい人からの電話」

俳優のNo.4メタルマンから電話がかかってきた。
「今、ある人に代わるから。わかるかなぁ?」
「お久しぶりです。おわかりになりますか?」
年配の女性の声だった。
忘れるわけがない。
渡辺さんの声だった。

以前、僕は子供ショーで全国を回っていたことがある。
毎年、5月になると何日か通った茨城県石岡市。
石岡市のショーの全てを仕切ってくれていたのが渡辺さんだった。
渡辺さんや彼女の仲間のスタッフ達は全て主婦だったので、いつもお弁当を持ってきてくれた。
ショーの合間にみんなでご飯を食べながら世間話をするのが楽しみだった。
そのメンバーでよく飲みにも出掛けた。
いつしか渡辺さんには孫ができ、いつしか僕は9年も石岡市に通っていた。

その間、メタルマンは僕の家に数年、居候していたので石岡の話もよくしていた。
この時期になると
「何処行くの?石岡?」
「アホか!コンビニじゃ!」
と冗談に出る程、石岡に通っていた気がする。

あれから何年経ったのだろう。
子供ショーを続けているメタルマンが、今は、この時期に石岡を訪れる。
電話で話しながら懐かしさがこみ上げてきて何だか嬉しくなってきた。
ちょうど電話を取った場所が、たまたま当時、子供ショーの演出をしていた五味氏の事務所。
あの頃に戻った感覚であった。

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街中を歩き回る子供ショーが、あったら楽しいだろうなぁ。

投稿者 ishiko : 07:55

2007年05月16日

5月15日「ミーティングになるとしゃべらない」

僕はミーティングになるとほとんどしゃべらない。
会社員だったら間違いなく「使えない」社員である。
トークショーの仕事もインタビューアーの仕事も嫌いじゃないのに何故かミーティングになるとしゃべらない。

いや、間違っている。
「しゃべらない」のではなく、「しゃべれない」のである。
ホワイトマンの通信簿に
「人と議論する」
「人にわかりやすく説明する」
という項目があれば、「もっとがんばりましょう」のところに印がつくだろう。

今日、久しぶりに3本ミーティングが続き(1本はミーティングというよりは顔合わせに近いけど)、つくづく欠如しているなぁと感じてしまった。
心のどこかで別のことを考えているのである。
「あっ!●×さんにメールするの忘れていたなぁ」
「この会議室からの景色を見ながら、文章書いたら気持ちいいだろうなぁ」
「棚に置いてあるチョコおいしそうだなぁ」

書いていて気がついたのだが、議論とか説明の前に僕には集中力がないのである。
そういえば小学校から高校まで通信簿の備考欄に必ず
「落ち着きがない」
と書かれていた。

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瞑想も好きなんだけどなぁ。
集中と関係ないか。

投稿者 ishiko : 08:25

2007年05月15日

5月14日「永福町→戸越銀座の銭湯まで車で40分?いや3時間かかりました」

4月戸越銀座に新しい銭湯ができたと聞いた。
スーパー銭湯なら珍しくないが、普通のあの銭湯である。
430円で入れるあの銭湯なのだ。
都内からどんどん消えているあの銭湯なのだ。

俳優のNo.2カマンが、ホワイトマンでの面白いプレゼンテーション依頼話を持ってきたので、戸越の銭湯で考えようと車で出掛けた。
「どのくらいかかるんですか?」
「40分くらいかなぁ?」

車の中で、あれこれアイディアを出しながら盛り上がる。
そのとき気づいていなかった。
僕が戸越銀座の正確な場所を把握していなかったことを。
カーナビの調子もあまりよくないが、まぁ、五反田の近くだろうと思い、その近辺にまで無意識で車を走らせていた。

五反田までは確かに来た。
そこから僕はどうやら逆方向に曲がってしまったようである。
でも、カマンは東京の土地勘はほとんどないし、イシコは話に夢中でハンドルを握っている。
どれくらい走っただろう。
さすがに僕も間違いに気がついた。

しかし、なかなかUターンできる場所がなく、あてもなく曲がってしまったりして、いつしか泥沼のドライブになり、既に1時間が経過していた。
挙げ句にはお腹が空いたねという話になり、
「そういえば五反田にうまいスープカーレーの店があるよ」
と言ってみるが、その五反田に戻るまでにまた30分。

腹ごしらえをして、車に戻るまで30分。
ここから近いはずだと走っていると、
「あっ、信号に戸越銀座って書いてある。あっ、通り過ぎちゃった」
としばらく走らせ、またまたUターンできず、またまた変なところを曲がってしまい、ようやく戸越銀座につくまで30分。

しかし、夕方の時間帯の歩行者天国で車が入れない。
近くの駐車場に停めて商店街を歩いて銭湯まで歩く。
銭湯に行くとなんと駐車場があるではないか。
長風呂は目に見えているので、それで別の場所の駐車場料金を払うのもバカバカしいので、また車を取りに行き、歩行者天国を通らない回り道を探しながら、銭湯にたどりつくまで30分。
家を出てから3時間が経過していた。

江戸の温泉っぽい、黒いお湯に首まで浸かり、思わず
「はぁ〜」
の声が漏れる。
「気持ちいい〜」というよりは、「長かった〜」の「はぁ〜」である。

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迷って、あまりに何度も東京タワーを観ているといつしか傾いたエッフェル塔のように見えるわけで。

投稿者 ishiko : 07:58

2007年05月14日

5月13日「I love thank you」

「I love thank you」
写真家No.13ウサプリンの写真展のオープニングでもらったポストカードに書かれていた。

彼女は昨年の春、余命一年を宣告された。
僕は生まれたての子羊のようにおろおろした。
結局のところ、いつものようにおろおろするだけで何もできなかった。

情けないことにそのまま月日が経ち、今年の1月、久しぶりに会った彼女はビールをぐびぐび飲んだ。
そして一回りも二回りも大きくなった彼女を見て唖然とした。
もちろん身体じゃなくて精神が。

何だか大学を留年したときの気持ちに似ていた。
まぁ、これくらいの表現しかできないイシコでは置いてきぼりをくらっても仕方がない。

一瞬一瞬、感謝しながら生活し、一瞬一瞬、真剣に向き合おう。
そして感謝しながら、笑顔で過ごす。
彼女の太陽が映し出す空や大地の写真を見る度にそう思う。

そんな彼女は今、自分の経験を綴った著書「I LOVE THANK YOU」を執筆中である。
マズイ!僕も書こうっと。
また留年しちゃう。

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彼女の写真を観るとこんな気持ちになる。

投稿者 ishiko : 08:21

2007年05月13日

5月12日「イシコのイニシャルはW?」

俳優のNo.2カマンが約3ヶ月ぶりに京都から戻ってきた。
一緒に2歳になったばかりの愛娘に会いに行く。
もちろん僕らには愛娘がいないので、No.3コープマンの愛娘「壽」ちゃんである。

彼女は更に成長していて、確実に女の子になっていた。
おままごとでお茶を入れる姿も、ポットの上のふたを押さえながら注ぎ、最後の一滴まで入れるときに何となく曲げたくなる膝の具合まで忠実に再現している。

彼女はアルファベットの文字を覚え始めている。
「カマンはK」
「リョウ兄(壽ちゃんのお兄ちゃん)はR」
「お母さんはO」
「イシコはW」

えっ?イシコはW?
少し考えた後、
「ホワイトマンのWだ!」
みんなで揃って雄叫びをあげる。
彼女は天才かもしれない。

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さて、壽ちゃんはどっちでしょう?
先日のグレゴリーコルベールの写真展に行った影響で、セピア色にしたくなりました。
えっ?壽ちゃん?どっちも違います。

投稿者 ishiko : 08:07

2007年05月12日

5月11日「僕は、スパークリングウォーターで」

「散歩の達人」山口編集長とサニーサイドアップの松本氏とち〜ムーンと青山に出来た会員制のイタリアンに行く。
相変わらず伊勢崎氏が手掛ける店は素晴らしい。
と店のお話はまた別の機会に。

「皆さんシャンパンでいいですか?」
「僕は、スパークリングウォーターで」
「どうしたの?」
「酒やめてるんですよ」
「えっ?」
そうなんです。僕だって酒を断つことがあるんです。
って生まれて初めてだけど。

きっかけは法事のときの住職の言葉だった。
「ご先祖様に自分の生き様を報告してください」
特にそのときは何も感じなかった。
2日後、東京に戻る際に再度、仏壇に手を合わせた時、ふとその言葉を思い出した。
そして仏壇の中の父と会話する。
多分、その時間は自問自答しているんだろうけど。

「今のお前の生き様は何だろう?」
「何だろう?今は本を書くことかなぁ」
「でも中途半端じゃない?」
「確かに。当たり前なんだけど、僕にとって本を書いて出すって思っていた以上に難しいんだよねぇ」
「じゃ、本を出さないの?」
「いや、絶対に出したい!」
「絶対ってどれくらい?」
「どれくらいだろ?」
「どれくらいの意志の強さか?」
「書店に本が並ぶまで、酒を断ってもいいくらいかなぁ」
「じゃ、それまで酒断ってみよう」
「は〜い。あっ!はいって言っちゃった」

というわけで既に断酒してから10日経ったのである。
間違いなくお酒を飲む歳になってから飲まない時間最長記録。
最初の3日間くらいはキツかったが意外に平気だった。
家にいるときは。
ただ他の人と食事をしているときが、まだ辛い。
いろいろなことが頭に浮かんできて、どこかテンションが低いのである。
案の定、松本氏に
「やっぱり飲んでないとテンションが低いね?」
と指摘される始末。
このテンションに慣れる日が来るのかなぁ。

何か性格が変わりそうで怖いんだけど。
「飲んだら変わっちゃうから、飲んじゃダメなんです〜!」
ではなく、
「飲まないと変わっちゃうから、飲まなきゃダメなんです〜!」
と言えるようになる実験中なのかもしれない。
まぁ、本を出すまでは飲まないけど。
目処?全くついておりません。

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こんな感じで、いろいろなミニチュアイシコが頭の中を歩いているんだよなぁ。
時間が経つと一人づつ減ってくのかなぁ。

投稿者 ishiko : 08:01

2007年05月11日

5月10日「鈍い頭に、ガツンと一発!」

ずっと見たかったグレゴリー・コルベールの展覧会に行く。
15年以上かけて彼が世界中で収めてきた動物と人間で表現した写真作品と映像の数々である。
世の中、デジタル技術が発達し、少々、感覚が麻痺し始めている部分もあって、どんな映像を見ても
「へぇ〜、すごいなぁ」
と僕の発する言葉は同じになってきた。

彼の動物と人間の創り出す作品はデジタル処理や合成が一切されていない。
それを聞いたからかもしれないが、作品を観ていると言葉が出てこない。
一緒に観ていたNo.30ち〜ムーンは、動物と人間の波動の迫力なのか
「何か、ぞわぞわする!」
を連発し、遂には会場を先に出てしまった。

作品には、一切、解説がない。
それぞれが自由な発想で物語を創ることができる。
僕の頭は、ち〜ムーンのように直感的な感覚が鋭くない。
よってスポンジから水がじわじわ出てくるような感覚で伝わってくる。
自然界にいたら確実に彼女よりも先に食べられてしまう自信がある。
1時間遅れで出てきた僕は言葉よりも本能の方に血液が行ってしまい、なかなかうまく言葉が出てこず、その晩、片言で会話をするのであった。

IMG_3765.JPG

グレゴリー・コルベールの象の作品を観て、ふと思い出して、プーケットで乗ったときの象の写真を見てみるが、当たり前だが全然、違う。


投稿者 ishiko : 06:27

2007年05月10日

5月9日「僕は女じゃない!」

ランニングの後、クールダウンのストレッチをしながら歩いていると、虫かごを二つ持った子供が飛び出してきた。
僕の顔を見ると
「こんにちは〜」
と元気よく挨拶をしてくれた。
僕も
「こんにちは〜」
と返す。

「今ね、幼虫、見つけたんだよ!」
と言って、ガラスケースを見せてくれる。
しかし、土だけで何も入っていない。
「すごいねぇ。何の幼虫?」
「わかんない」
「どこで取ったの?」
「あっち!」
何だかバカにされているような会話である。

もう一つの虫かごも見せてくれた。
そこにはとかげが入っている。
「とかげも取ったんだ?」
「カミキリ虫って知ってる?」
「うん。知ってるよ」
「バイバイ!」
全く噛み合ない会話である。
しかし、どうやら彼は急いでいるようだった。
恐らく幼虫を取ったことだけ、誰かに言いたかったのだろう。
飛び出してきたのと反対側のマンションのベランダの庭園に入っていった。

どうやら人を待たせていたようで、すぐに別の子供の声が聞こえた。
「誰?」
「知らな〜い。女の人」
えっ〜!ちょっと待て!というか何で?
訂正したかったが、既に子供達の走り去る音がした。
家に戻って鏡を見た。
やっぱりどう見ても男である。

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子供って天使にも見えるし、悪魔にも見えるんだよなぁ。

投稿者 ishiko : 06:39

2007年05月09日

5月8日「おかぁさん、助けて〜!」

ふと気がついた。
ホワイトマン展やりますと言ったものの、根本的にどう進めていくのかがわからない。
そういえば自分で展覧会や写真展をやることが初体験なのだ。

過去にいくつか関わったことはあるが、それはポートレートのキャスティングのお手伝いだったり、写真のディレクションや、グループ展に作品を出す程度で、自分自身で飾ったことがないのだ。
だから、いざ、自分でやろうとすると全くわからない。
まさに中途半端な生き方を物語っている。

そこで岡さんに助けて〜と会社にまで押し掛け、写真の飾り方から、大きさ、その飾りの作り方まで、一からいろいろと教えてもらう。
ちなみに「助けて〜」と甘えるときは、岡さんではなく、おかぁさんと呼ぶ。
母親の「おかあさん」ではなく、小さい「ぁ」の入った「おかぁさん」である。
まぁ、そんなことはどうでもいいのだけど。

岡さんは、写真プリントに関してのスペシャリストである。
そして彼の所属するオンボードという会社に初めてお邪魔してわかったのだが、この会社は、様々な写真表現のお手伝いをしてくれる会社だった。
渡りに船とはこのことである。
古俣社長まで紹介していただき、ご協力していただけることになった。
めでたし。めでたし。
あれ?また、頼ってる。
結局、自立できないイシコである。

IMG_2560.JPG

写真整理をしていたら、出てきたクラシックカーレース「ミッレミリア」参戦のホワイトマン。
これはホワイトマン展には出ないけど…。

投稿者 ishiko : 06:32

2007年05月08日

5月7日「いつも見かける人」

必ず会ってしまうおばあさんがいる。
「会う」のではなく、「見かける」の方が正しいのかもしれない。
名前は知らないが、家の場所は知っている。
挨拶は交わさないが、犬好きなのは何となく知っている。

僕が毎朝、8時に自宅を出て、駅までの通り道でおばあさんが必ず家の前を掃除しているのを見かけると言うのなら、まだ話はわかる。
しかし、僕のように何をしているのかよくわからない人間は、行動時間が不規則である。

午前中、散歩に出掛けることもあれば、
昼ご飯に近所のラーメン屋に出掛けることもある。
午後、打合せに出掛けることもあれば、
夕方、飲みに出掛けることもある。

それでも、よく見かけてしまう。
1日に何度も見かけることさえある。
彼女は、家で布団を干していることもあれば、
図書館で近所の人とおしゃべりしていることもある。
犬の散歩をしていることもあれば、
買い物袋をさげて歩いていることもある。

今日などは、早朝6時である。
コンビニに行こうと思ったら、おばあさんが洗濯物を干している姿を見かけた。
前日の夜も犬と一緒のところを見かけたのである。
本当にあまりに見かけるので、実はおばあさんは双子なのではないかと思っている。
いや、双子では足りない。
三つ子でないだろうかと真剣に思うときさえある。
おばあさんに声をかけて、この疑問をぶつけてみることが、今の僕の小さな願いである。

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ホント、看板を立てたいくらいである。
「カンガルー注意」のように「おばあさん注意」と。
でも、何に注意するんだ?

投稿者 ishiko : 06:32

2007年05月07日

5月6日「日本一高い駐車場ってどこだろう?」

日本一高い土地は、丸の内と言われている。
日本一の地価上昇率の高い土地は、表参道と言われている。
それでは日本一高い駐車場はどこだろう。
そんなことを考えるドライブであった。

No.30ち〜ムーンと夕方、都内をドライブ散走していたら、トイレ休憩がてら、六本木の東京ミッドタウンに立ち寄ることにした。
地下の駐車場に入れようかと思ったのだが時間がかかりそうなので、地上にある駐車場に入れる。

一方通行の狭い路地を入って、すぐのコインパーキングに停め、トイレに行き、草履の置いてある店を少し見て、車に戻った。
駐車位置番号を確認し、ボタンを押した。
表示1500円。

「高っ!」
二人で叫んだ。
一時間いるかいないかくらいだったはずである。
看板を見ると、「オールタイム20分500円」の文字が…。
3年程前、このあたりにホワイトマンの事務所があった頃にも停めたが、こんなに高くなかったと思う。

ミッドタウン効果とは恐ろしい。
そういえば、ホワイトマンカーの両隣は、ポルシェとベンツ。
はい。分不相応でした。

免許を取って、約20年。
今まで体験してきた中で一番高い駐車料金だと思う。
清算をしている隣でち〜ムーンが言った。
「高い公衆トイレになってしまったねぇ」

IMG_3128 のコピー.JPG

夜景の見えるトイレだったら、多少、高くてもいいけど。
札幌駅上の展望室のトイレのように。
トイレは関係ないけれども。

投稿者 ishiko : 07:50

2007年05月06日

5月5日「サバイバルキャンプ」

横浜で4月から約1ヶ月間、地震EXPOが開催されていた。
その名の通り、様々な観点から防災にまつわる展覧会である。
その中のワークショップ「サバイバルキャンプ」にキャリア教育プログラムの企画制作をされている内浦氏と参加する。

被災地のキャンプ生活を体験してみるというものである。
僕が持ち込んだ物。
歯ブラシセット、上着のみ。
ギチギチにプログラムがあるわけでもなく、会場内にいれば、後は自由時間というのが何とも嬉しい。
まずは寝場所を確保する。
展示物の中で寝てもいいという説明を受け、僕は、神戸芸術工科大学ドーム研究室が創ったベニヤ板のドーム空間を選び、内浦氏は女子美術大学が創ったレインコートのテントを選ぶ。

後は、倉庫街の外の眺めのいい椅子に座り、キリンレモンを飲みながら、地方在住の20代後半女性の結婚観について内浦氏と語ったり、ゴールデンウィークで賑わう赤煉瓦倉庫をボーッと眺めたり、まったりとした午後の時間を過ごしていた。
初夏のように海風が心地よく、昼間はTシャツ1枚。
しかし、夕方になり、徐々に寒くなっていく。
持ってきた上着を一枚羽織る。

夜の配給はおにぎり1個とミネラルウォーター1本、そして簡易トイレ。
7時過ぎにはライフラインストップ。
電気は消え、トイレの水も流れなくなる。
9時30分には床に就く。
床はコンクリート。
さすがに冷たい。

近辺に積み重ねてあった発砲スチロールを持ってきて敷く。
じんわり温かい。
眠気が襲ってくる。
すぐに爆睡状態に入るのだが、数時間後、あまりの寒さに目を覚ます。

中越地震の被災者はこんなものんじゃなかったんだろうなぁと思う。
神戸の震災も1月だったから、こんなもんじゃなかっただろうなぁと思う。
僕はなめていた。
と反省している場合ではなく、今の自分を何とかしなくてはならない。
とにかく寒いので布団になるような物を探しに徘徊散歩。
古新聞を発見する。

ホームレスのように新聞を掛け布団代わりにする。
よく言われるが、新聞布団は温かい。
ふと大学時代、沼津駅の構内で新聞で眠った寒い夜を思い出す。
あのときは寒さで起きたのではなく、警察に起こされ、ホームレスと一緒に並ばされ、尋問された。
そのときのことを思い出しながら、再び眠りに就くのであった。

IMG_1128.JPG

こういうキャンプを体験すると、防災グッズが気になる。
これ、シンガポールからビンタン島に行く船の救命ボートの説明。
飛ぶ絵がカワイイんだよね。って主旨が違うか…。

投稿者 ishiko : 12:09

2007年05月05日

5月4日「会員制レストランは緊張するか?落ち着くか?」

会員制レストラン。
もしくは看板の出ていない店。
言葉だけ聞くと厳かで緊張しそうである。
しかし、よく考えれば、たいてい知り合いが経営していたり、何かの縁でその店に来ているわけなので、場所見知りの僕は逆に落ち着くことを最近、知った。

出版プロデューサーNo.10バランスマンが西麻布でプロデュースしたひものバーも
IT社長No.24キャスパーが表参道で経営しているレストランも、先週、ゲームプロデューサーNo.23ゲーマンに連れて行ってもらった看板の出ていない原宿の店もそうだった。
共通点はどこも時間を忘れてしまう居心地のよさがある。

10年程の付き合いになるネット通販のバイヤー「クヌギー」が仲間内で飲食店を始めるというのでオープン前の食事会に連れて行ってもらう。
彼女はいつもの感じで、
「仲間で飲み屋やるっす!」
スカートを履いた体育会系女子のように案内してくれる。

場所は渋谷の東急本店の目の前。
「えっ!ここ?」
というメチャクチャ立地のいい場所である。
しかし、外からは中が何をやっているのか全くわからない。
階段を上がっていく。
扉を明けると、もう一つ白い扉が。
入るとホテルのような真っ白な壁の店が。

「飲み屋じゃない…」
僕は立ち尽くしたまま、つぶやいた。
14席のカウンター。
徐々に話を聞いていくと予約メインの、どうやら会員制のレストランに近い感じである。

オープン前なので、食材もそんなに揃っていないと思われるのに、からすみや生ハムから始まり、野菜、魚、肉と次々に料理を出していただく。
「パスタでも作りましょうか?」
と聞かれ、食べられないものが多いNo.30ち〜ムーンが答え、
「初めて作るなぁ」
とシェフがつぶやいたトマトだけのパスタも美味しかった。

時間を忘れてしまう空間である。
小さなデザイナーズホテルのような雰囲気を持つバー&レストラン。
店の名前につけられた「bed」が物語っている。
帰りのタクシーの中で「クヌギー」に、もう一度確認した。
「あれは飲み屋じゃないよね?」

IMG_1300.JPG

こんな感じで3人でご飯を食べていたわけで。
ここまでお行儀は悪くないけど…。


投稿者 ishiko : 09:26

2007年05月04日

5月3日「このブログ写真が掲載できるんだった…」

友人と電話で話をしていたら、
「今、いくつブログ書いてるの?」
と言われた。
スーパーサイズミーカンヌブログなどのような短期集中ブログが入ってきたりする場合は一日に、いくつもブログを書くことになるが、それは一時的な期間だけである。

「「朝ブログ」や「新兵器ブログ」もあるでしょ?」
と言われたが、「朝ブログ」も毎日ではないし、一応、4月末で契約終了。
「新兵器ブログ」に関してはブログと言えども、月に1、2度しか上げていないので、連載コラムの感覚に近く、ブログとは意味合いが違ってきている。
よって基本的に現在、毎日、アップしているのは「イシコの交遊録」だけである。

「イシコの交遊録に写真掲載できないの?」
と聞かれ、そういえば、このブログのスタイルというか、このフォーマットは、写真をアップできるように組んでもらったシステムだったことをすっかり忘れていた。というわけでいつまで続くかわからないが、写真を掲載することにする。

「まぁ、イシコのブログの写真は文章と関係ないものが多いけどね」
とため息まじりで言われるのであった。
それでも写真掲載するけどね。

IMG_7772.gif

今後ともよろしくお願いします。
著者近影です。
もちろんウソです。
ハバナで撮らせてとお願いしたら、ポーズを決めてくれ子です。
コーラを見せたかったのかなぁ。

投稿者 ishiko : 12:22

5月2日「70歳のメール講座」

母の葵ちゃんが携帯電話を持って約2年が経つ。
しかし、彼女は、メール機能を使ったことがない。
今回、僕の実家滞在期間が、いつもより長めなので、その間にメールができるようになるか挑戦していた。

とはいえ機械音痴のイシコが教えるのだから、周囲から見たら滑稽である。
Eメールという表示で
「Eメールってどういう意味?」
と聞かれ、
「何だろう?」
と逆聞きする。

「Earth」の意味か?
違うなぁ。
「Ezweb」の意味か?
ってauだけにしか使えないじゃないか。
「Eregular」
いや、綴りが違うだろ?あれは「irregular」だし、そもそもなんで「不規則な」って意味が違う。
考えているうちに最後には
「そんなのどうでもいいよ。とにかくやり方を覚えなさい!」
と言ってしまう始末。

これって僕が子供の頃、葵ちゃんに算数を教えてもらったときに言われた台詞である。
そんなこんなで1時間後、70歳の葵ちゃんから僕の携帯にメールが入った。
「きょうはくさとりをしました」
さて、明日から毎日、一行日記を僕のメールに流す協定を結ぶのであった。
ちなみにEの意味が「Electronic」の略だということを先ほど、知りました。

投稿者 ishiko : 07:46

5月1日「霧の比叡山」

昨日の晩、家族3人で昔のアルバムを眺めていた。
昭和47年頃の写真が中心だった。
亡くなった父は、いろいろな場所に連れいていくのが好きだったようだ。
そんな中に4歳の僕が映るには、どこかミスマッチな雰囲気の写真を見つけた。
写真のタイトルには
「比叡山延暦寺にて」
と書かれている。
僕の顔はどこか険しい顔をしている。
4歳のイシコが行っても面白くなかったのかもしれない。
今は神社仏閣が大好きなのに。
そんな昔の会話を想像していたら、急にムラムラと比叡山に行きたくなった。

こうして世界文化遺産「比叡山延暦寺」に行くことになる。
正直、中学生レベルの僕の脳には比叡山は最澄が天台宗を開いた山という程度のことしか知らない。
車の中で現在の天台宗には密教的要素が大きく含まれていることを知る。
そういった目線で見ると、霧で覆われた比叡山が密教という文字にぴったりだと思えてくる。
1200年もの間、守り抜かれた「不滅の法灯」を見て、思わず手を合わせる。
実家の築120年なんて赤ん坊みたいなものである。

その後、やはり、同じ天台宗門宗の総本山三井寺に行く。
ここに天智、弘文、天武天皇が産湯に用いられた霊泉がある。
その湧き出る音が、神秘的である。
母の葵ちゃんは「気味が悪い」と言い、
姉の磨奈美ちゃんは「母がこんなことを言ってごめんなさい!」と謝り、
イシコは、「みんなバラバラの性格でごめんなさい」と手を合わせる。

投稿者 ishiko : 07:40

4月30日「ダメな施主」

僕が会ったことのないおじいさんの50回忌、僕が小学生の時に逝ってしまった父の27回忌、僕が大学生の時に逝ってしまった祖母の17回忌。
まとめての法事を執り行う。
行うではなく、執り行うというどこか厳かな雰囲気なのである。
この地域では珍しくない築100年以上の古い家は、どこもそうなのかもしれない。
施主は一応、イシコである。
葬式の時は喪主だが、法事の時には施主と呼ぶことを住職から教わる。

たかだが10名ちょっとの親戚への挨拶に普段のトークショー以上に緊張し、口がまわらない。
「本日はお忙しい中、お集りいただき、ま、まことにありがとうございます。こ、これから、法事を、とりお、とりおこないます」
お焼香は施主の僕からである。
「お経が始まってから3分経ったところでお焼香を頼むよ。あんたがきっかけだからな」
住職からの指令。

3分程度経ったところでお焼香を始めようとした。
すると住職から「まだ」という手が出た。
しかし、既に僕は焼香の席に着いてしまった。
居心地の悪さと言ったらない。
舞台の上で台詞を忘れた役者のようである。
その場に手持ち無沙汰で座ってうつむき、時が過ぎるのを待つしかない。

「ここからがお経じゃ!」
少し怒った声で住職が言い放った。
お経の前に読み上げる儀式のようなものだったらしい。
親戚一同苦笑である。

その後も押して知るべし。
様々な法事の際の作法を住職から教わりながら、頼りない施主イシコは何とか終えることができた。
終わった後、身体を使ったわけではないのに、ぐったりしてしまい、この日の夕方はマッサージチェアで爆睡するのであった。


投稿者 ishiko : 07:28

4月29日「のど自慢」

実家で過ごす日曜日の昼。
NHKの「のど自慢」を見ながら、ご飯を食べる。
僕が小さいときから変わらない習慣である。
もちろん、今も母の葵ちゃんは「のど自慢」を見続ける。

ふと不思議になって聞いてみた。
「どうして、昔から、いつものど自慢を見るの?」
彼女は不意をつかれたようで、しばらく箸を休めて考えていた。
そして答えを出した。
「素人が歌っているのを聞くとなんかホッとするからかなぁ。どこか身近に感じるし…」

いったい彼女は今まで何本ののど自慢を見てきたのだろう。
どこかに出掛けていて見られなかった週を差し引いても恐らく年に平均50回。
この家に彼女が嫁いできてから40年と考えたとしても、2000回は軽く見ている計算になる。
1回に出る参加者を10人程度として20000人ののど自慢参加者を見たことになる。
そう考えてくると葵ちゃんは、何だかとてつもない記録を持っている人に思えてきた。

投稿者 ishiko : 07:27

4月28日「村の配布物さえ届けらることができない」

今年、岐阜の実家では、村の班長役を割り当てられているのだそうだ。
班長と言っても、町から届く配布物を届けたり、町会費のお金を集まるだけである。
そんな「だけ」仕事だが、実家に帰っているにも関わらず、僕は、お手伝いが出来ない。

問題は僕の風貌にある。
中年の金髪男の僕は、不審者とよく間違えられる。
実は以前、回覧板を届けようとしたのだが、隣の家でさえ、不審者か押し売り業者と間違えられて、扉を開けてもらえなかったことがある。
そんな経緯もあり、結局、母の葵ちゃんが配ることになる。

そこで僕は配布係から、配布物セットを作る係に降格である。
何種類もあるフリーペーパーというか広報誌が町役場から届いたので、一軒ごとに配布できるように作る役にまわる。
ほとんど見ることのない広報誌を眺めながら、セットを作っていく。

小学校だよりを開き、PTA役員の挨拶に知り合いの名前を見つけるが、写真があまりに変わってしまっことに驚く。
議会だよりを開き、世帯数はものすごく増えているのに、人口はほとんど変わらないことを知り、この町も核家族化が更に進んでいることを知る。
町だよりを開き、交番のおまわりさんが新しい人になったことを知るが、僕は、どこに交番があるのかさえ知らない。
「早く配りに行きたいんだけど…」
あまりの作業の遅さに母の葵ちゃんが、作業の様子を覗きつつ、催促にやってくるのである。

投稿者 ishiko : 07:26

4月27日「鼻呼吸と鼻息」

鼻呼吸と鼻息は違うのである。
少なくとも僕の中では。
鼻呼吸というのはストレッチやヨガのときにするような静かなイメージがある。
それに比べると鼻息というのはどこか荒くて、せわしないイメージである。
そして人の鼻息は気になり始めると止まらないという性質がある。

僕の隣に座った人は間違いなく鼻息である。
ふがふが鼻から息を吐きながら、ビールをごくごく飲んでいる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、駅弁を食べている。
ふがふが鼻から息を吐きながら、内田康夫のミステリー小説を読んでいる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、僕越しに窓ガラスに映った自分を見ながらヘアスタイルを直している。

ふがふが鼻から息を吐きながら、携帯電話で長電話を終えた時、
車内の携帯電話をやめていただけませんか?
と言いそうになったが、気の小さい僕はデジタル音楽プレイヤーの音量をあげ、サラ・ブライトマンの声を聞きながら、心を落ち着かせる。

携帯よりも鼻息が気になるのだ。
言いたいのは、鼻息をやめてもらえませんか?なのである。
しかし、それは彼に呼吸を止めろと言うようなものである。
ひょっとしたら彼にとっては鼻呼吸なのかもしれないと自分に言い聞かせる。
ふがふが鼻から息を吐きながら、目をつぶる。
あれ?いつのまにか僕も鼻息になっていた。

投稿者 ishiko : 07:25

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