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2007年03月29日

3月28日「スーダラ節は親鸞の教えに通じる」

植木等さんが亡くなられたことをヤフーニュースで知る。
ちょうど彼の著書である「夢を食いつづけた男」(朝日文庫)を北海道の旅のお供で読んでいた。

彼の父「徹之助」の一生を綴った本である。
プロの義太夫語りを目指したり、キリスト教の洗礼を受けたにも関わらず仏門の道に入ったり、かと思えば、社会主義にのめり込み、昼間は親鸞の教えを説き、夜は社会主義革命について説くという植木等さん曰く「支離滅裂」な人生だった。

そんな支離滅裂なお父さんが
「「スーダラ節」は、親鸞の教えに通じるものがある」
と言ったことが興味深い。
「わかっちゃいるけどやめられない」
の部分を、親鸞の生き方に重ね合わせた。

葷酒山門に入らずや肉食妻帯を許さずと言われた中、親鸞は自分の生き方を貫いた。
そんな生き方を選ぶ度に、心の中で
「わかっちゃいるけどやめられない」
と思ったことだろうとお父さんは言うのである。
古本屋で単なるタイトル買いだったこの本が、著者の死により、より読み方が深くなってしまった。

投稿者 ishiko : 2007年03月29日 07:33

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