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2006年12月12日

12月11日「迷って出会った才能」

東京に住んでいるからと言って、東京に詳しいわけではない。
「もう十数年も住んでいるんでしょ?」
と言われたこともあるが、それとこれとは別である。
未だに日本橋がどこなのか、汐留がどこなのか、芝浦がどこなのか、キチンと説明することができない。
だいたい似たようなビルが多すぎるんだよなぁ。
ブツブツ言いながら、説明できない場所の一つ汐留で迷っている。

地下街に降り、インフォメーションパネルを頼りにしようと思うのだが、更に迷ってしまったようで完全に自分がどこに居るのか、わからなくなってしまった。
しかし、何やら、イベントをやっていて、ちょうど大道芸っぽいパフォーマンスが始まるところである。
イーゼルとパレット、スプレーが置かれ、一人のアーティストが現れる。
彼が肩からかけている簡易CDJの機械を操作し始め、リズムペインティングが始まった。
テクノに合わせ、踊りながら、絵を描いていく。
イーゼルに置かれたスケッチブックに向かって、一見、メチャクチャ塗りたくっていくように見えるのだが、徐々に絵になっていくのである。
こうして一枚を仕上げて、客にプレゼントする。
思わず拍手である。

ユキンコアキラというパフォーマーの方のようで、かなり知られた方なのだそうだ。
迷ったからこそ、こういった知らない才能に出会えることもある。
時には迷うこともいい。
とのんびりしている場合ではなかった。
僕はブラジル映画の試写に行く途中だったのである。

投稿者 ishiko : 2006年12月12日 08:32

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