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2006年12月08日

12月6日「東京の毎日と旅のワクワク度」

新しく出来た劇場の空気を感じ、新しく創ろうとしている本の空気を感じるそんなワクワクした一日だった。
この新しい空気感は旅をする時の最初の感覚に似ている。
飛行機で棚に荷物を乗せながら、時間を供にしようとしている本やパソコンを取り出す時、新幹線の座席に着き、テーブルを出し、ビールのプルトップを開け駅弁の包み紙を見た時、深夜バスが動き始め、音楽を聴きながら、カーテンの隙間から少し高い位置の流れる景色を見る時など、旅が始まる時のワクワク感、これがたまらなく好きである。

「旅かぁ」
渋谷の宮益坂を下りながら、思えば、今年終盤、行くつもりで行かなくなった、または行けなくなった旅が多かったことを思い出した。
メキシコ、キューバ、岩手、オーストラリア、沖縄、ドイツと行けなくなった旅を指を折って数えていたら、片手で足りなくなっていた。
行けなくなった分、今年後半は、旅に行くような感覚が東京にあったことも事実である。

きっと今までだったら、こんなに旅がキャンセルになっていたら、
「もったいない!」
と地団駄を踏んで悔しがっていたに違いない。
そして、無理矢理、別の場所へ旅に出掛けていた。
しかし、東京の毎日と旅のワクワク度が似てきているからなのかもしれないが、この2ヶ月東京から出ていない。
だからと言って旅をやめる気はないけどね。
どっちだよ!

二人のイシコが頭で会話をしながら、ふらりと入った映画館で「フラガール」を観ることにした。
トロント映画祭ブログで早寝早起きのイシコが唯一、行ったパーティーが、この映画のパーティーだったのに、まだ作品を観ていなかった。
秋のトロントの旅の余韻を感じながら、座席に着く。
こちらも新しく創る空気感が描かれた映画だった。

まだまだイシコの頭は旅と日常の頭の整理ができていないようである。
「日常が旅」としておけば間違いないのか。
そんなに考える必要もないのかもしれないのだが、考えたいのだから仕方がない。
誰に迷惑をかけることでもない。
しばらく考えることにしよう。

投稿者 ishiko : 2006年12月08日 08:42

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