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2006年12月01日
11月27日「クリーニングのおばさんとの関係性」
この2週間、日替わりで着ていたホワイトマンの衣装をまとめてクリーニング屋に持っていく。
以前は、馴染みのクリーニング屋のおじさんの店があったので楽だった。
「今月は白仕事(彼はホワイトマンのことをそう呼んでいた)多いね」
「そうですね」
「いいじゃん。儲かって」
「普段、あまり働かないので…」
と言って、「近所付き合いしてる僕」というのを実感できる場所だった。
しかし、個人経営だったおじさんの店は、ある時、人の手に渡ってしまった。
「俺、いなくなるからさ」
最後に会ったときのおじさんの表情から察するに、あまり不本意でない辞め方だったに違いない。
病気なのか、借金等なのかはわからないが、そのときの空気感が嫌で、おじさんがいなくなってからは、そのクリーニング屋に行かなくなってしまった。
最近、使い始めているクリーニング屋は、おばさん達がパートでやっている。
最初の頃は、おばさんは、服についた白いドウランを見つけると、
「これ、落ちるかなぁ」
真剣に議論を始めるのである。
しかし、ちょうど今、僕とおばさん達との関係性の過渡期なのだと思う。
ドウランを見ても動じないでいる。
ただ、まだ僕の服にどうしてドウランがついているのかは聞かれたことがない。
きっと、「いつも襟元に白いドウランがついている派手なシャツやジャケットを持って来る中年男(長いなぁ)」というあだ名がついているに違いない。
おばさん達の顔に書いてある。
どこかで聞きたそうな空気感もある。
しかし、人見知りの僕は、どこかそういった時に聞かせない寄せ付けない雰囲気が出ている時があるらしい。
本人は、話して楽になりたいのだが…。
それがちょうど、今、崩れようとしているのだ。
「今日は多いですね?」
おばさんの一人が言った。
「はい」
笑顔で答えたのだが、それ以上が言えなかった。
関係性を築くチャンスだったのに…。
自己嫌悪に陥りながら、近くのコンビニでアイスクリームを買って、食べながら家に戻るイシコであった。
投稿者 ishiko : 2006年12月01日 17:57



