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2006年09月26日

9月20日「人力車の人選び」

浅草は雷門の前で道沿いの柵に座ってボーッと眺めている。
雷門を眺めていたわけではなく、人力車を眺めていた。
彼らはお客をつかまえようと必死である。
でも、そのおかげで今日も、雷門の前は活気づいている。
活気を演じているような嘘くさい活気とも言えるが…。

彼らはどんどん客に声をかける。
しかも同じ人に声をかけるのではなく、ちゃんと選んで声をかけるのである。
乗りそうな人を自分なりの勘で選んでいるのだと思う。
僕などは10分近く、近くに座っているが、一度も声をかけられない。
一人だから?
いや、一人の人にも声をかける。
彼らは何を基準にしているのだろうか。

想像するに、観光客に見える人に声をかけているのだと思う。
方言を話すのが聞こえると必ずと言っていいほど声をかける。
地方から来ていると、人力車に乗ってくれる可能性が高いということなのだろう。
後は写真を撮っている人。
これも観光客の可能性は高い。
「写真撮りましょうかぁ?」
2人組で交互に雷門を写そうとしている人に声をかける。
無視されることもあるが、時々、人力車のお兄さんの助けを借りる。
確かに2人一緒の写真は欲しいのだから願ったり叶ったりである。
しかし、そこから人力車のお兄さんの饒舌が始まるのだ。
成功率は低いようだが、10分以上座っていると一組のお客さんが乗って行った。
それにしても最後まで声をかけられなかった僕は、いったい何に見えたのだろうか。

投稿者 ishiko : 2006年09月26日 23:37

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