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2006年08月12日
8月11日「海外の生き物を日本に持ってくるということ」
職業によって旅にまつわる苦労が違うのは当たり前のことである。
それは僕のような職業を持たない人間にとってはメチャクチャ新鮮な話ばかりである。
スキーヤーが、ヘリコプターに乗って滑りに行く苦労や、雑貨店を経営する人が好きな雑貨を日本に持ち込むまでの苦労だったり、外国人タレントに交渉して招聘するまでの苦労だったりとその人にしかない旅の苦労は他人から見ると面白い話なのである。
今日、また、一つ面白い話を聞いた。
現在、唯一、イシコの本名である石原英一で連載している靴のインタビューで、サンシャイン水族館の安永氏を訪ねる。
先月、ちょうどサカナくんとのトークショーの解説で入っていただいたのが、きっかけで今回、別の形で、再会することになった。
今回は水族館で使っている長靴の話で、これがまた深くて面白いのだが雑誌「散歩の達人」10月号に書いているので、そちらを読んでいただくとして、交遊録では別のお話。
インタビューを終え、メインカットとなる長靴の撮影をペンギンの中で撮ろう(この写真は必見!)ということになり、ちょうどペンギンの餌の時間と重なっていたので、しばらくみんなで旅の話をしていた。
ちょうど僕が来月に延期になっているメキシコ、キューバ旅の話になった。
何年か前に安永氏は、キューバにしか生息しない生物を水族館用に買いに行ったそうだ。
僕らが普段、水族館や動物園で見ている生き物は日本に持ち込まれる前には、かなりの苦労があることを改めて知ることとなる。
いくら貴重な生き物であっても、飛行機の手荷物としては絶対に持ち込めないのだそうだ。
となると貨物室での輸送となる。
もちろん生き物で、特に魚関連になると水の中の酸素が不足してしまうので、一刻も早く日本に到着するルートを見つけなくてはいけない。
一番、早いのはヨーロッパ経由なのだが、経由だけでも他国の生き物関連の入国を許さない国もあれば、空を飛ぶことさえ許されていない国もあるのだそうだ。
その上、日本ではあり得ない空港関連のルーズさが加わったり、別の国に行ってしまったりと、聞いている僕らは面白くてしょうがないが、当の安永氏が海外出張が嫌いな理由もわかる気がする。
結局、キューバの国から持って帰る生き物はメキシコで一泊してから日本に戻ることになったそうだ。
ちなみにそのとき持ち帰った、世界で一番小さなカエルは、サンシャイン水族館にて日本で初めて繁殖に成功している。
ただ小さすぎて、どこにカエルがいるのかわからないというオチまでついていた。
投稿者 ishiko : 2006年08月12日 07:49



