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2006年08月06日
8月5日「男性がネイルをやってもいいのだろうか?」
僕はゲイでもなければ、女装趣味もない。
特にゲイに憧れているわけでもなければ、女装趣味に興味もない。
ただ、女性が気持ちいいなぁと言いながら普通にしていることで、男性がしないことにはメチャクチャ興味がある
No.17シャーマンのヘアサロンに行く。
高校生のとき、友達の伸ちゃんと初めて美容院に行ったとき、ワクワクしたのを覚えている。
床屋も決して嫌いではないし、アジアなどでは床屋に行くこともある。
ここ数年、アジアの床屋には行っていないが…。
そして美容院という名前からシャーマンのところのようなヘアサロンという場所に行くようになったのは3年程前のことである。
もちろん髪の毛を切ってもらうのだが、ここに来ると頭皮マッサージをしてもらったり、眉カットもしてもらう。
生まれて初めて眉カットをしてもらったときも何だかワクワクしたが、何だかちょっと怖い気もした。
僕のように田舎で育った人間には
「男が眉毛を整えるなんて何ごとじゃ!田舎っぺ大将のような眉毛が男の眉毛なんじゃ!」
的な固定概念はどこか捨てきれないで持っていたのだろう。
そんな固定概念は眉カット=毎日、自分で眉毛を書く
という錯覚まで思い始める。
あぁ、僕の眉毛は、ビジュアル系のような細くなってしまうんだろうなぁと。
もちろん、それは間違いで、それだと眉カットではなく眉毛を剃ることである。
眉カットは純粋に眉毛を整えてもらうだけで、今では当たり前のようにやってもらっている。
そして今日、もう一つ更なる冒険が加わった。
何とネイルである。
そう、女性の間では当たり前のようになっている爪のお手入れである。
海外のネイルサロンでは、男性が足の爪まで手入れしてもらっているのを見たことがある。
コーディネーターに聞いたら、自分でなかなか手入れできないのでお願いしてしまう男性は普通にいると言っていた。
新聞を読みながら、手入れをしてもらっているおじさんの姿が印象的だった。
「今度、うちの新しいメニューにネイルも加わるんですよ。
男性もできるんですよ。
そうだ。今日、ネイリストもいるし、イシコさん、やってみます?」
シャーマンに誘われ、いつものように
「うん!」
とうなずいてしまった。
ワクワク6割、不安4割の何とも言えない気持ちである。
じっと手を見る。
宮沢賢治の詩とは、また違った気持ちである。
爪などほとんど気にしたことがなく、いつも気がつくと爪が伸びていたイシコが何と爪のお手入れである。
すぐに僕の座っている椅子の左側にネイルセットが用意され、ネイリストの女性が座った。
沖縄出身だという彼女は、僕の爪を整え始めた。
眉カットを初めて受けた時の緊張感に似ている。
どこに目線を持っていけばいいのかわからないのである。
爪を作業する彼女を見ていればいいのだろうが、彼女を見つめる自分を想像すると何だかわからないが恥ずかしい。
右側からは同時に眉カットをしてもらい、頭では、ブリーチをしているために後光が差すような機械で温められている。
何なんだ?僕は。
どこに向かうんだ?僕は。
ごめん。宮沢賢治。
もう訳がわからなくなってきた。
緊張で汗もかいている。
目を閉じた。
あぁ、僕は今、いろいろな方に身体を整えてもらっている。
恥ずかしさから、徐々に心地よさに変わっていく。
僕の爪は甘皮が取られ、透明マニュキアで保護され、人差し指だけホワイトマンということで、白と透明の半々という遊び心が加わった爪になった。
これも病み付きになりそうである。
投稿者 ishiko : 2006年08月06日 07:31



