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2006年08月05日

8月4日映画「日本沈没」と映画「日本以外全部沈没」

小松左京氏が「日本沈没」を発表した後、小松氏と仲の良い筒井康隆氏が「日本以外全部沈没」という小説を発表したのは1970年代半ばの話である。

ご存知のように映画「日本沈没」のリメイク版は現在、公開中である。
そして、9月に入ると映画「日本以外全部沈没」が公開される。
京橋へその試写に出掛けた。
地下へ降りていくと、どこかで見たことのある映画宣伝の女性が不安そうに僕の顔を見た。
「どちらの映画をご覧に?」
あまりに不安そうに見るので、僕は後ずさりしてしまう。
「沈没ですか?」
「沈没」という呼び方があまりに面白いので吹き出してしまう。
「は、はい」
「1階なんです」
残念そうに彼女は言った。
上の階に戻ろうとした時、
「今度は、こちらの試写も来てくださいね」
彼女はそう言って、1階へ送り出してくれた。
きっと間違って地下に降りてきてしまう関係者が多いのだろう。

会場に行くと彼女が「沈没ですか?」と短縮する気持ちが少しだけわかった。
「日本以外全部沈没」の試写室は満員御礼。
座布団で通路まで座っている。
まるで小劇場のようである。
きっとこの中の何人かは間違って地下に降りて行ったのだろう。
「日本以外全部沈没ですか?」
と全員に聞くのは口が疲れそうである。
よって自然に
「沈没ですか?」
になるのである。
それにしても邦画でこれだけ試写室が満員になるのを僕は初めて体験した。
それだけ口コミで評判が伝わっているのだろう。

映画が始まった。
日本以外、全部、沈没し、様々な国の人達がどっと日本に押し寄せて来る。
地球上に土地は日本しかないのだから。
そこで起きる様々な歪みがメチャクチャ面白く描かれている。
本当は、内容についてもメチャクチャ触れたいのだが、これは観てから、お互い面白かったところを一緒に共有したいのでこれくらいに。
一つだけ。
途中、ちょうど今、書いている駄菓子の「うまい棒」も重要な役で登場するので、注目していただきたい。
この映画はカンヌ映画祭ブログでメチャクチャお世話になった叶井俊太郎氏の企画というのは知っていたが、製作総指揮でやはりメチャクチャお世話になったクロックワークス酒匂社長の名前があったのには驚かされた。
もちろん単館系での上映だろうが、これはかなりヒットするのではないだろうか。

あまりに面白かったので、そのまま渋谷で映画「日本沈没」を観る。
夕方の回にも関わらず、こちらも相変わらず人が入っている。
以前、観順の話を書いたが、これも「日本沈没」を観てから、「日本以外全部沈没」を観た方がいいのかもしれない。
ところどころで思い出してしまい、ニヤニヤしてしまう。
もちろん最後、涙腺の弱いイシコは号泣してしまったが…。
両方ともご覧になる方に一つだけ。
どちらも役は違うが松尾貴史氏が出演しているのも面白いですぞ。

投稿者 ishiko : 2006年08月05日 09:14

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