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2006年07月15日
7月14日「VIPは何の略?」
吉祥寺。
老舗のステーキ屋さん。
コンシェルジュのような、にこやかな顔の初老の男性が迎えてくださる。
名前も告げていないのに4階まで案内される。
あれっ、3階だっけかな。
人に案内してもらうといつも何階だかわからなくなる。
ホテルでベルボーイに部屋を案内していただくときも自分が何階に泊まるのかわからなくなるのと一緒である。
完全な人任せモード。
というより、こういう扱いになれないので緊張しているだけかもしれない。
でも、どこか心地いい。
女の子がエスコートされる心地良さってこんな感じなのかもしれないと妙に納得する。
エレベーターの扉があくと、別のスタッフが個室に案内してくださる。
というよりVIPルームと呼んだ方がいいのかもしれない。
VIP=Very Important Parsonの略であるこの言葉にふさわしくないイシコという男が入っていく。
既に経営コンサルティング会社の吉村社長と市川取締役が座っている。
そうだ。
別に僕がVIPなわけではない。
彼らがVIPなのである。
危ない。危ない。
勘違いしそうなイシコである。
3種類の前菜から始まり、トマトとセロリの冷たいスープ、ブルーチーズのドレッシングがうまいサラダの後にサーロインステーキがやってくる。
サーロイン=胸椎の後ろ部分の最高部位の肉を調べないとどこの肉かもわからないイシコという男が食らいつく。
う〜。やわらかい!
う〜。おいしい!
う〜。サイコー!
VIPルームにふさわしくないボキャブラリーのないイシコの叫びである。
あっ!そうだ!
僕にもピッタリのVIPがあるではないか。
VIP=Very Imbecile Person(imbecile=愚かな)
うん。これはぴったりである。
少し安心して、デザートのロゼベースのアイスクリームをいただくイシコであった。
投稿者 ishiko : 2006年07月15日 07:14



