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2006年07月30日

7月28日「かわいそうなインタビューアー」

第5回ホワイトバールが開催される前に、インタビュー取材を受ける。
WAVE出版が秋に朝の本を出すらしい。

「早起きの人達を取材していると、何か目的があるから起きられるように思うのですが、イシコさんの場合はどうですか?」
「う〜ん。特にないですね…」
「…」
「起きちゃうんです」
「…」
まずい。取材にならない。
逆に僕がインタビューアーだったら困るに違いない。
何か言わなくては…。

「そのかわり、夜、早く眠るんですよ」
「なるほど。朝、早く起きるようになったのは何時頃からですか?」
「小学生かなぁ」
「……」
しまった。それでは単なる子供の頃からの習慣じゃないか。
きっと相手はきっかけを知りたかったのである。
何か言わなくては…。

「僕、子供の頃、小児ぜんそくやアレルギーがひどくて、身体が弱かったんです」
「なるほど。それでは朝、起きて健康にいいことなどを…」
「酒を飲みますね」
「…」
支離滅裂じゃないか。
いかん。何かフォローしなければ…。しかし、養命酒などは飲んでいるわけではない。
何か言わなくては…。

「シャンパンがうまいんですよね…」
「なるほど!朝シャンパンというのはいいですね」
おっ。いい食いつきだ。
いや。ちょっと待て。
シャンパンばかり飲んでいるわけではない。
朝、シャンパンなんて飲むのはせいぜい月に1、2度じゃないか。
これでは嘘つきイシコである。
修正しなければ…。

「あのぉ、シャンパンばかり飲んでるわけじゃないんです。白ワインも飲むし、日本酒も飲むし、地ビールも飲むし…」
「……」
いかん明らかに困っている。
そうだよなぁ。
これじゃ、単なる朝から飲んでいるオヤジの話である。
何か言わなくては…。

「朝、起きて、書き仕事などをしてから、お酒をくぃっと飲む」
「なるほど!お疲れ様って感じなんですね?」
「そうですね」
「じゃ、せいぜい飲んでも1杯か2杯って感じですか?」
「そうですね」
嘘をついた。
時々、飲みながら、そのまま書き続けることがあることを。

投稿者 ishiko : 2006年07月30日 08:20

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