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2006年07月05日
7月4日「世界の映画館」
岐阜から東京に戻り、8月から始まる新連載で使えそうな写真を探していた。
ずっとやりたかった「映画館」についての連載が始まるのである。
きっかけは日本の映画館からだった。
僕は子供ショーで全国を旅していたとき、時間があるとその土地の映画館に足を運んでいた。
ただ、映画館から独特の人間臭さがなくなり、どこに行ってもどんどんシネコンになってしまっていた。
とはいえ、それでも特色のある映画館は少しではあるが、がんばっていた。
秋田の川沿いに並んでいたポルノ映画館と2本立て映画館、
茨城の全面真っ黒の掘ったて小屋のような映画館、
青森や新潟、大分などのように館自体は特色がないが、支配人の映画好きが伝わってくる映画館、
既に閉館してしまったが、コンクリートがいい味を出していた沖縄の国際通り沿いの映画館。
旅の途中で、特色ある映画館で観た映画は内容は覚えていなくとも、シチュエーションは身体が覚えていて、その映画館の前に再び立つと「そういえば、ここでジョニー・デップの映画観たなぁ」と自然に口から出るのである。
この感覚で世界を旅するときも、時間があると映画を観始めたのである。
ウラジオストックでは、体育館のような映画館で、3年遅れで入ってきていた「オースティンパワーズ」。
ヴェネチアでは、セントラルシネマと名前がついているのにボロボロで、しかも観客は僕一人だけで映写技師の舌打ち(帰りたかったのだろう)を聞いた後に始まったオムニバスコメディ。
全く活気のなかったドミニカ共和国の映画館で間違って入ってしまったフランス映画。
しかし、世界もどんどんシネコンの流れが押し寄せていることを感じさせる。
一昨年、行ったモンゴルのウランバートルは、韓国資本のシネコンがど〜んと建っていた。
そのシネコンで、僕は時間帯が合うものがなく、韓国のポルノまではいかないが、官能映画を観ていた。
弁護士の奥さんが裸になっている姿を大きなスクリーンで観ながら思った。
このままでは世界中がシネコンになってしまう。
その前にできる限り、旅の途中で昔ながらの映画館を探して味わっていこうと決意した。
そして、今回、幸運にも、リニューアルする「シネマカフェ」で連載させていただけることになったのである。
とまぁ、ここまでは順調であった。
ただ、マヌケなイシコは今まで巡った映画館の写真というものを撮っていないんだなぁ。
ここからは映画館もキチンとデジカメで抑えておかないとなぁ。
ピンホールカメラでも抑えておこうかなぁ。
せっかくWEBでの連載だから、みんなの街の映画館をデジカメ写真で送ってもらおうかなぁ。
でも、「世界の映画館」に混じって、「世界の秘宝館」が送られてきたりするかもなぁ。
ぼやきながら、写真を探すイシコであった。
投稿者 ishiko : 2006年07月05日 07:12



