イベント
 イシコ連載中





 

« 6月12日「ア・オ・イ」 | メイン | 6月14日「18年ぶりの再会」 »

2006年06月14日

6月13日「りんごと向き合う」

りんごである。
「フリー&イージー」という雑誌から、りんごを撮ってくれと言われたのである。
何やら、男のこだわりとやらの特集で、僕はピンホールカメラを愛用しているからということらしい。
しかし、なんで「りんご」なのだろう。
「カメラで8名のクリエイターに出ていただいているんですが、皆さんにりんごを撮っていただいているんですよ。本物のりんごじゃなくても、マッキントッシュのリンゴのマークでもイラストでもいいですから」
担当編集者の大仏氏は言う。
しかし、こんなことでもなければ、本物のりんごと向き合う機会などない。
とことん、りんごと向き合ってみることにしよう。
早速、近くの果物屋でりんごを一つ買ってくる。
一つだけ買うのも何なので、バナナも一緒に買う。

りんごを机の上に置いて眺めてみる。
全然、面白くないので、横にバナナも添えてみる。
静物画みたいなので、あえなく却下。
しばらく、りんごを見ながら、ボーッと考える。
小さい頃、風邪をひくと枕元にりんごが剥いてあったのは何故だろう。
そういえば西城秀樹のハウスバーモンドカレーのCMでりんごにハチミツかけてたの美味しそうだったなぁ。
「りんごをかじると歯茎から血が出ませんか?」っていう歯磨き粉のCMもあったなぁ。
僕の歯茎もそろそろ、やばいんじゃないか?
思わずかじっていた。
セーフ!血は出ていない。

いや、セーフではない!
かじったら、かじったりんごしか写せないではないか。
そもそも何でりんご一個だけしか買って来なかったんだろう。
バナナなど買わないでりんご三個くらい買ってこればよかったではないか。
りんごと向き合おうと思った瞬間、「向き合う」=「1対1」と思ってしまったのである。
また、りんごを買いに行くイシコであった。


投稿者 ishiko : 2006年06月14日 07:59

最新の記事
バックナンバー