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2006年04月09日

4月7日「下町自転車旅」

夕方、「散歩の達人」山口編集長と谷中へ自転車の試乗会に出掛ける。
彼曰く、下町は坂道がないから自転車でぷらぷらするのに適しているのだそうだ。
そして、達人の下町案内が始まった。
まるで自分の庭のように細い路地をどんどん走っていく。
吉原の花魁道中が行われた場所を駆け抜け、江戸時代の長屋の風情が残る住宅街を味わい、南千住の取材拒否の飲み屋で豚の衣揚げをつまみにビールを1杯飲み、隅田川沿いの桜を楽しみながら浅草まで走り抜ける。
最後は根津の銭湯で締めである。
最高の自転車旅であった。

夜、ミュージシャン大島氏の自宅パーティーに顔を出す。
ブラジリアン柔術家の阿部氏と4年振りくらいに再会する。
出会った当時、彼のNOVA UNIAO公認の道場は巣鴨のガレージを改造した場所だけだった。
その巣鴨の道場に僕は3ヶ月だけ通っていた。
今では強い選手が柔術会で活躍し、道場も6カ所にまで広がっている。
そして、代表である阿部氏はこの秋、再びブラジルへ稽古に出掛けていくのだそうだ。
イシコと同じ歳なので、様々な話題で久々の再会を喜び合う。
「相変わらず旅が多いみたいだね?」
「そうなんですよ。阿部さんは?」
「大好きなんだけどね。イシコさんは、目的がない旅でも楽しめるでしょ?」
「ん?」
「僕、小さいときからバックパッカーに憧れて、何度かしてみたんだけど、何かが違ったんだよね。多分、そこに何かをやりに行くか、何か目的がないと楽しめない自分に気付いたんだよね」
この言葉を帰り道に何度も頭をリフレインした。
確かに僕は旅自体の過程が好きなのである。
それが明確になった気がする。
ホワイトマンもその過程が好きなのかもしれない。
未だに過程のホワイトマンが…。

投稿者 ishiko : 2006年04月09日 07:40

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